Feb
9th
Tue
9th
オリジナルのシングルを持っているなら、ジャケットに絵がついていて、ぼくは気にいっている。休暇中のこぎれいな家族の漫画で、吹きだしに歌詞から抜きだした台詞が書きこまれている。男の子と女の子が砂遊びをしていて、女の子が「太陽の下のお休みなんていや。新しいベルセンに行きたいの」といい、男の子が「経済的には余裕ができたから、歴史を見にいきたい」といっている。堂々としたドイツ風の建物のまえで、いかにもヒップだといわんばかりのなりをした若い夫婦が笑っていて、夫が「他人の悲惨を踏み台にしたお手軽な休日」といっている(レコードの冒頭で、こもった声でこのことばが発せられる。単なる道徳的観点からの意見というだけでなく、とても辛辣で皮肉で重たい社会批判になっている)。




